nintendo switchで2018年に発売予定のスクエニの完全新作RPG「オクトパストラベラー(OCTPATH TRAVELER)」が注目を集めています。
ドットと3Dを融合させた印象的なグラフィックは「HD-2D」と呼ばれ、かつてスーパーファミコンでクロノ・トリガーやFF6に夢中になっていた世代にザックリと刺さっているのではないでしょうか。
そんなオクトパストラベラーの体験版が9月に公開されていたのでプレイしてみました。
ちなみにオクトパストラベラーとは、タコの冒険者と言う意味ではなく、「8つの道の冒険者」という意味だそうです。
Contents
王道のシナリオ、スクエニの真髄
オクトパストラベラーはそれぞれ異なるストーリーを持った8人の主人公の中から一人を選び冒険をしていく、「サガ」のようなシステムになっています。
体験版ではその中から「オルベリク」と「プリムロゼ」という2人の主人公を選ぶことができ、その物語の序盤をプレイ出来ます。
オープニングには最近のゲームに見られるような派手なムービーもなく、ストーリーも目新しい斬新な切り口というわけではありませんが、それ故にすっと物語の世界に入り込めます。
余談ですが体験版で選べる2人の主人公がそれなりの年齢を感じさせるあたり、やはりターゲットとなるユーザーがスーファミ世代なのではと感じさせました。
ドットなのに質感まで伝わってくる新感覚ビジュアル
まずはなんといってもそのHD-2Dのグラフィックの美しさに驚かされます。
洞窟では石が湿っている様子が、砂漠では砂の粒が煌めく様子が現実のもののように確認でき、まるでジオラマの中でドットのキャラが動いているような、これまでありそうでなかった描写です。
BGMが素晴らしい
グラフィックに目を奪われたあとはその美しいBGMに引き込まれます。
世界観にあったBGMはストーリーと見事にマッチし、プリムロゼのストーリーではまるでミュージカルを見ているような感動すら覚えます。
オーソドックスの中に爽快感を得る戦闘システム
オクトパストラベラーの特徴の一つとして戦闘システムが挙げられます。
基本はターン制の戦闘がベースなのですが、「ブレイク」という要素が大きなポイントになっていきます。
敵はシールドポイントというものを備えており、これは敵の弱点をつくことで削れていきます。
全て削り切ると敵は「ブレイク状態」になり、こうなると1ターン行動ができなくなり、与えるダメージも倍増します。
これがなかなかに気持ちよく、うまくいくと雑魚をノーダメージで完封出来るため、爽快感があります。
ただし、ボスクラスの敵になると、このシステムをうまく利用しないとかなり手強いという絶妙なバランスになっています。
老若男女を誘惑し喧嘩を売れる自由度の高いフィールドコマンド
各主人公にはそれぞれフィールドコマンドがあり、これがこのゲームの大きな特徴の一つです。
例えばプリムロゼはその辺にいるモブを「誘惑」することで仲間にすることが出来ます。
仲間にしたモブは戦闘に参加させ、数ターンではありますが一緒に敵を倒してくれる頼もしい仲間になってくれます。
そしてオルベリクはなんとモブ相手に決闘を申し込むことが出来ます。
決闘し倒すことで入れる扉があったり、貴重なアイテムを手に入れられたりと様々なことが起こります。
オルベリクに親切にしてくれる村長や
オルベリクとなんだかイイ感じの未亡人すらも
決闘を申込んで倒すことが出来ます。
しかし中には異様に強い村人がいたりと、一筋縄ではいかないこともあります。
日本語と英語を選べる
地味ですが面白い機能として、ボイスの言語を日本語と英語の2つから選ぶことが出来ます。
まとめ
体験版は用意されたストーリー終了後も遊ぶことができ、その場合選ばなかったもう一人の主人公の方を仲間にすることが出来たり、
少し難易度の高いダンジョンが用意されていたりと、なかなかのボリュームで遊ぶことが出来ます。
前述の通り戦闘が楽しいので、二人の主人公を体験版のレベルカンストである15レベルまで上げてしまいました。
引き継ぎ要素があるかは不明ですが、発売までの期間遊び尽くしてみるのも良いかもしれませんね。
正式な発売が未定な上で体験版ということで、最初はあまり期待していなかったのですがあまりのクオリティの高さに感動しました。
かつてRPGをプレイしていた世代の方は、ぜひ一度プレイをされてみてはいかがでしょうか。
- nintendo switch , RPG , オクトパストラベラー , スクエニ
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