うなぎと穴子の違いとは

うなぎと穴子は、何が違うのでしょうか。

うなぎ【×鰻】
ウナギ目ウナギ科の魚。体は円筒形で細長く、腹びれがない。
体表は粘液で覆われぬるぬるしている。夜行性。
深海で産卵し、稚魚は回遊しながら柳葉状のレプトセファルス幼生期を経てシラスウナギとなり、淡水域に入って成長する。
(中略)
肉は脂肪に富み、美味で、特にかば焼きにして賞味。明治11年(1878)以来養殖も行われる。

– うなぎ【鰻】の意味 – goo国語辞書 – goo辞書

 

あな‐ご【穴子】
ウナギ目アナゴ科の海水魚の総称。
ウナギに似て、うろこ・腹びれがない。
マアナゴ・クロアナゴ・ギンアナゴなどは食用。
夏に美味。

– あなご【穴子】の意味 – goo国語辞書 – goo辞書

 

うなぎとあなごの栄養成分と味の違い。
うなぎはあなごの倍近い脂質を含んでいるため、うなぎの方がカロリーが高く、脂っぽくてこってりとした味だが、あなごは低カロリーでさっぱりとした味である。
あなごは魚の中でもレチノール(ビタミンA)を多く含む方だが、うなぎはその5倍近く含んでいる。
その他、ビタミンB1・B2・D・E、カルシウム、血液中のコレステロ-ルを減少させるEPAや、脳を活性化させるDHAなども、うなぎの方が多く含んでおり、栄養価が高い。

– 違いがわかる事典 「うなぎ」と「あなご」の違い

うなぎの方が脂質と栄養価が高いそうです。
低カロリーの穴子と、効果カロリー高栄養のうなぎ、どちらも美味しいですが、値段で穴子を選んでしまいそうです。

蒲焼のはじまり
うなぎの蒲焼きが最初に文献に登場したのは、応永6年(1399年)に著された「鈴鹿家記」です。
その中でうなぎを筒切りにして串に刺し焼いて食べた、その姿形が蒲(がま)の穂に似ていたことから、「蒲焼き」と呼ばれるようになったと言われています。
他にも、うなぎを焼いた時のかんばしい香りが転化して、かんばや、香疾(かばや)、蒲焼きになったと言う説などもあります。
(中略)
蒲焼が現在のような形になったのは18世紀、天保年間(1781年~1789年)に、千葉県銚子にある、現在のヒゲタ醤油、五代目当主田中玄蕃が、濃い口醤油を作り出したことに起因します。
それまで良い醤油とは主に関西から入って来ていたのですが、濃い口醤油が江戸の人の嗜好に合い、大流行したのです。
これは、関西の薄味に対して、関東は濃い味と言う、お馴染みの料理文化にも繋がっています。

– 星のうなぎ うなぎの歴史 蒲焼のはじまり

個人的には、こってりした蒲焼きの味付けにはさっぱりとした穴子の方が合うのではと思いましたが、フォアグラ然り、こってりしたごちそうは精がつきますものね。
鰻よりも脂質が少ない分、穴子は天麩羅にするととても美味しいですね。